或る草の音

そこにある音楽 ここに置く音楽

ストリートピアノの風景【2023年夏】 その4

 

 

この夏、福岡・佐賀のいくつかの場所のパブリックピアノ(いわゆるストリートピアノ、駅ピアノ、ロビーピアノなど誰でもどうぞなピアノ)を訪ねて聴いたり弾いたりしたときの体験記、その4。

場所と日時は伏せて、いくつかの場所、いくつかのときをまとめて載せている。その場でとったメモをもとに状況と情景を思い出しながら書いている。ただ、メモを読んでもあまり精細に思い出せないことも多く、今回は細かくは書かないで短めの文で、そのかわりなるべく多くの方のご様子を書くようにしてみた。

 

関連記事

街角のピアノに踊る

https://draume.hatenadiary.jp/entry/2023/07/02/031300

ストリートピアノの風景【2023年夏】その1

https://draume.hatenadiary.jp/entry/2023/10/11/041017

ストリートピアノの風景【2023年夏】その2

https://draume.hatenadiary.jp/entry/2023/10/12/003312

ストリートピアノの風景【2023年夏】その3

https://draume.hatenadiary.jp/entry/2023/10/13/000126

 

 

***

 

 こどもさんが少しだけピアノを鳴らしてすぐ去って行った。

 

 さんぽを弾いた。こどもたちが歌ってくれて、おとなの方が大拍手をくださった。

 

 こどもさんと親御さん。ドレミの歌を高音域で弾いておられた。拍手をお送りした。

 

***

 

 おとなの方が、春の歌やエリーゼのために等の曲をお弾きに。少しつっかえながらだけれど以前は弾き込んで弾き慣れてらっしゃったような、そんな音がする。途中で待ち人が来られて、お立ちになった。拍手を差し上げたらちょっとびっくりされたようで、それでもにこやかに去って行かれた。

 

 こどもさんきょうだいでピアノをかわるがわる弾いて、年長のこどもさんがひとりで弾いた。千本桜を弾こうとしていたようで、途中の同じところでつかえているようだった。

 そのこどもさんたちが去った後に来た若い方が千本桜を弾いた。音がよく響いていた。そのこどもさんがそこに戻ってきた。でも弾く方を横目で見る感じで通り過ぎていった。若い方は演奏後に、そばで聴いていた方々からピアノ歴を尋ねられていた。

 

 ピアノに小さなこどもさんが近づいてきた。弾きたいの?と、親御さんらしき方が尋ねる。ドレミファをお二人で弾いた後、こどもさんが音のかたまりを鳴らしていた。

 

 そのあと私がピアノを弾いた。こどもさんと親御さんが離れた所から聴いてくださっていたようだった。

 

***

 

 こどもさんが親御さんに教わりながらピアノを鳴らしていた。すぐ去って行った。

 

 鍵盤を押すこどもさん。

 

 おとなの方がお二人。話をしながら、お一人がハノンをお弾きになっていた。

 

 ソナタを弾くこどもさん。

 

 お二人で来られた方々。お一人がもうお一人から教わるように弾いておられた。教えているほうの方が隣でねこふんじゃったを弾き始めた。

 

 小さなこどもさんがピアノを鳴らす。習っているわけではなさそうだったが、Cの音を中心にして鳴らしているようで、メロディーに聞こえた。

 

 若い方がウォーキングベースで白鍵で、何か掘り進めるようにして一生懸命に曲を弾いてらっしゃった。

 

***

 

 小さなこどもさんがチューリップを弾いた。

 

 グループでやってきた若い方のお一人が、ねこふんじゃったを忘れ気味ながらお弾きになった。

 

 若い方がやってきて、楽譜を広げてしばらくのあいだ同じポップスの曲を繰り返し弾いておられた。お連れの方がピアノの近くで少しぶらぶらしながら聴いてらっしゃった。

 

 こどもさんがクラシックのよく知られた曲を弾いていった。

 

 こどもさんがエリーゼのためにを弾くけれど5小節目で引っ掛かってその先へ進めない。そのあと、親御さんを連れてきて弾いて聴かせようとしていたけれど、やはり同じところでつっかえて、弾くのをやめて親御さんと一緒に去って行った。

 

 こどもさんが1音だけ鳴らしていった。

 

 こどもさんがブルクミュラーのバラードを弾く後ろで、年少のきょうだいさんがくねくねと踊っていた。

 

 そろそろ自分も弾こうかと思ったけれど、近くで電話を始めた方がおられて、弾くのをしばらく待った。電話が終わってからピアノのところに行って弾き始めた。弾き終えてピアノを離れるとき、その方と目が合った。小さく会釈を交わした。

 

***

 

 以前声を掛けてお話しした、いつも校歌をお弾きになる方。校歌で始まり、いくつかの曲を立て続けに弾いて、校歌で締めくくってさっとお立ち去りになった。

 

 ピアノ椅子に座っただけで去って行ったカップルの方々。

 

 ショパンのバラードを柔らかくお弾きになった方。

 

***

 

 何か古典曲を弾くこどもさん。

 

 校歌をお弾きになる方。校歌以外もいつも同じような曲を同じような順番でお弾きになっている気がしたので、曲のメモを取ってみた。ルーティンにしておられるのかもしれない。

 

 お二人で来られてお一人がピアノを弾いてもうお一人に聴かせておられたり、お一人で来られた方がお弾きになっていたり。そうしたご様子のおとなの方々がこの日は多かった。

 

 私が弾いた後、近くのソファにずっと掛けておられた方が、Aマイナーのスケールをぽんぽんと押していった。

 

 周りの方にピアノを弾くよう勧める方が現れた。御自身はお弾きにならないようだった。

 

 こどもさんがピアノをさわっていった。

 

 さっき弾いておられた方がまた来られた。同じ曲をお弾きになっていった。

 

 お二人で来られた方々。お一人がもうお一人に付き添ってもらいながら、アニメ映画の歌を少しお弾きになった。

 

 グループで来られた方々のお一人が少しだけ何か弾いて、みなさんで去って行った。

 

 お二人で来られた方々が交代しながら何か歌らしき曲をシンプルな伴奏でお弾きになっていた。

 

***

 

 定例イベント設置のストリートピアノ、ふだんはこどもさんが多いが、今日はおとなの演奏者の方がいらっしゃった。弾き語りをなさっていた。会場の方々が聴き入っておられた。

 

 自分は夏の曲を弾いた。そろそろ夏の曲も弾き納めになりそうだった。

 

***

 

次回がこの夏のストリートピアノ体験記のラストになると思う。次回に続く。

ストリートピアノの風景【2023年夏】その5

https://draume.hatenadiary.jp/entry/2023/10/18/192637