或る草の音

そこにある音楽 ここに置く音楽

瀧廉太郎没後120年の命日に寄せて

 


瀧廉太郎は1903年の6月29日に亡くなったので、今年2023年6月29日は没後120年にあたる。

瀧の命日には毎年ゆかりの地のそれぞれで追悼行事や瀧廉太郎を偲ぶ音楽会などが開かれているようで、インターネットでその話題を見かける。今年も私の比較的近場だと大分市竹田市で催しが予定されている・いたようで、できれば私も訪ねて行きたかったけれど、残念ながら費用が作れなかった。

竹田市では来月にかけて、資料展が開かれている。そちらはなんとか行くことができないか、もう少し努力しようと思っている。

瀧廉太郎没後120年記念 廉太郎と大吉~憾の真実2~/竹田市

 

さて、さきごろ音楽之友社から出版された次の楽譜集に、瀧廉太郎のメヌエットと憾が収載されているのを店頭で見た。

日本の小品集 - 音楽之友社

あいにくまだ購入はしていず、内容の精査はしていないけれど、瀧の自筆譜を参照して校訂されているようだった。

今後、こうした自筆譜を参照した上での出版も続いていくのではと思う。最終稿の音楽内容がかなりはっきりしているので、校訂者・編集者による違いがあまり出にくいかもしれないが、それでもそれぞれの色は何かしら出てくるかもしれない。


日付が変わりそうなので今日はここまでで投稿したい。個人的な感慨みたいなことを、またあらためて書こうと思う。