或る草の音

そこにある音楽 ここに置く音楽

近況 2021年1月(2)

 

・公園にはなかなか行けないでいる。

 

・2月に開催されるピアノイベントのプログラムが届いた。今回は長時間客席にいないほうがよさそうで、いろいろな方の演奏を聴きたいのだけれど残念だ。自分はグリーグの「春に寄す」を演奏する。家でピアノを弾く時間がもともと少ないのだがいまはさらにその時間を減らしている状況で、あまり「練習」できないままステージに出ることになりそうだが、もうすぐ来るはずの春を想いながらそのときそのステージだけの演奏ができたらと思う。

 

・やはり2月に開かれるもう1つのピアノイベントはプログラムやMCがないとのこと。出演順だけ決まっている。この曲を弾きたいという曲が数曲あり、いちおうどれか決めて臨むつもりでいるが、場合によってはふだんロビーピアノや駅のピアノでやっているように、その場で思いついた曲を弾くかもしれない。

 

・最近あまりCDを聴いていなかったが、このごろは自由時間になる夜にCDやインターネット動画のピアノ演奏をよく聴いている。数日前まではベートーヴェンの後期ソナタやバガテル、シューマンの暁の歌、スクリャービンの詩曲など、あまり聴いてこなかったけれど気になっていた作品を動画でいろいろと聴いていた。ここ数日は手持ちのCDでモンポウの「ガリシアの荷車」やセヴラックの「リヴィアのキリスト像の前のラバ引きたち」を繰り返し聴いている。

 

・楽譜を読みたい。上に書いたモンポウやセヴラックは楽譜を持っていて、聴かずに楽譜だけを読むこともときどきしている。楽譜を読むのにはふだんIMSLPも利用しているが、いまは本になっている楽譜を手元に置いて、おりおりページを開いて合間合間の時間でも読んでいたい気持ちでいる。